6月11日(日)、神戸市にある兵庫県福祉センターで開かれた臨床美術(クリニカルアート)講座に参加しました。

「臨床美術」少し聞き慣れないかもしれませんが、独自のアートプログラムにそって創作活動を行うことにより脳が活性化し、認知症の症状が改善されることを目的として開発されたものです。

講座ではトレーシングペーパーや水彩絵の具を用いて絵を描いたりうちわを作成しました。

P1010173P1010174

 

 

 

 

 

自由に絵を描くことをテーマに取り組みましたが意外と難しいものですね。ただこの自由に絵を描くということこそポイントで、絵を描くこと自体は左脳を、自由につまり想像力を働かせることは普段私たちが使わない右脳を使うことになり、この二つの作業を同時にすることで左右両方の脳を鍛えることに繋がるそうです。

作成が終わったら出来上がった作品を並べて鑑賞会を行い、各自の作品をとにかく褒め合います。褒められるということに少し気恥ずかしさもあったのですが、これも「楽しむ」ことを特徴とする臨床美術ならではなのかなと思いました。

今やその対象は子どもや社会人にまで広がり、集中力・発想力の向上やメンタルヘルスケアなど様々な効果が期待されているとか。新鮮でもあり、また個人的には絵を趣味としていた父親が再び絵を描くきっかけにならないかなとそんな風に考えさせられるようないい体験が出来たかなと思います。

ご興味がある方はぜひ・・!