〈ヘルパーEさん〉

私は平成15年にまず姫路の事業所でお世話になりましたが、

きっかけは友達がその事業所で働いており、私ならこの仕事は向いてるんじゃないかと

勧めてくれたことが始まりでした。

全く思ってもいなかった職業で出来るかどうか分かりませんでしたが、

面接をして頂きヘルパー2級の講習を経てこの仕事を始めることとなりました。

 

 

〈経験を経て〉

どきどきしながら同行してもらい、初めての一人での訪問は家事(調理と掃除)でしたが毎日家でしていることなのにこんなのでいいのか、と緊張したのを覚えています。

一日でも早く仕事に慣れたいと思い、どんな所であっても声を掛けてもらうと「はい、行きます」と答えていました。

他のヘルパーさんが「あんた遠いところから大変やなあ」と声を掛けて下さることもありながら、日々仕事を覚えようと訪問している内にいつの間にか5年が経っていました。

以来介護の仕事に携わってきて、今もですが、私の天職だと思っています。

〈エピソード〉

97歳の寝たきりの利用者様で毎日ではないですが、排泄介助(おむつ交換)と足浴で訪問していました。

ある朝の訪問時便が出ておられる時があり、オムツを交換する際にご本人様が「ごめんね」などと言われ気遣って下さったことがありました。私が「皆同じですよ。すっきりされてよかったですね」と声を掛けると涙を流してありがとうと手を合わせておられました。

私はとてもやりがいを感じこの仕事をしていてよかったと思いました。

その後退室時に握手をして帰ったことも印象に残っています。