<ヘルパー Fさん>

 私がこの仕事に就くことになったきっかけは、主人が亡くなりふさぎこんでいた時に、ヘルパーをしていた近所の方から声を掛けてもらったことでした。

養成研修を受け様々な人と接しながら働いているうちに気持ちもだんだん明るくなり、そんなところに仕事の魅力を感じ、ヘルパーを続けて14年目になります。

知人の紹介で今年の春頃からたけのこで働き始め、日々利用者様と向き合いながら頑張っています。

 

<印象的なこと>

長くヘルパーを続ける中でも印象に残っているのは、精神に障害がある方の訪問に携わっていた時のことです。心に傷を負いそれまでは外部との関わりもほとんどなく、家で閉じこもっておられた方でしたが、ヘルパーが関わり3年ぐらいした頃には外に出て仕事も出来るようになったのです。

時間をかけて関わりながら信頼関係を築く中でそんな風に前向きになってもらえ、社会復帰できるまでのお手伝いが出来たことは本当に嬉しかったです。またコミュニケーションを図ることの大切さも感じ、以来利用者様のお話に耳を傾けることが訪問時に心がけることの一つになっています。

<仕事の魅力と今後の目標>

ヘルパーの仕事のいいところは生活のちょっとした空き時間に仕事が出来る事だと思います。掃除や調理などの生活援助は基本的な部分は家事の延長に近いので主婦の方にもチャレンジしやすく、年齢に関係なくできる仕事でもあると思います。

私自身は利用者様の笑顔を見ることで力をもらえ、自分の健康ややりがいにもつながっているところが大きいかなと思います。

これからも今までの経験を活かしながら身体が元気な限りこの仕事を続けたいと思っています。