「言を以て人を挙げず。人を以て言を廃せず。」
(げんをもってひとをあげず。ひとをもってげんをはいせず。)
解説:人の上に立つ人は善いことを言うからといって、その言葉だけで直ちにその人を全面的に
信用したり任用したりすることはしないものだよ。
それと同じように、平素から良くない人であるからといって、
その人の言うことを全て切り捨ててしまうといったこともない。
臨機応変、善い言葉は取り入れるものだよ。
柔軟に人や言葉を見極めて対応できる、人の上に立つ人はそんな器をもってこそふさわしいと言えるのでしょうね。