今回の勉強会は理学療法士の方を講師に招き、「ボディメカニクス」について講義して頂きました。介護の現場において腰痛防止にもつながる方法として知られるボディメカニクスですが、正しく活用することによっていかに無理なく安全に介助できるか、実際にベッドや車椅子を用いながら勉強させて頂きました。
体位交換・車椅子への移乗や褥瘡予防になる臥床時の姿勢の取り方など、身体介護の基本となる動作の中でのちょっとしたコツから、様々な場面で応用可能な介助法まで幅広く教えて頂き、初心に返って学ぶことができました。
また講義が進む中で具体的に訪問先において悩んでいる事例について話し合ったりと普段の活動を振り返る機会ともなりました。
介助の方法が一通りでないことは介護の難しい部分かもしれないですが、ボディメカニクスを上手く活用することで、利用者様はもちろんのこと自分自身を守ることにもつながるということを実感させられる内容となりました。
さて、今回の論語は・・・「君子は諸(これ)を己に求む 小人は諸(これ)を人に求む」。
「学問・人徳が共に備わっている者は何事も自分の責任として捉え反省するが、そうでない者は何か事が起きた時にその責任を他人に押し付けてしまうものである。」
前者になれるよう努力しなければいけませんね。
